令和5(2023)年度

まちづくり月記2024年3月号

 三月に入り、白い野山には春はまだまだだと思いますが、沿道から玉ねぎの育苗ハウスを覗けば、新苗の緑の絨毯が着実に春の訪れを感じさせます。

 例年三月は進学や転出で人口が大きく減少し、来月は転入者で増加する季節です。最近はお亡くなりになる方が多く、一月末には人口が二千六百人を割り込みました。「限界集落」と言うありがたくない言葉が脳裏をよぎります。お通夜の席では、生まれそして老い、病に倒れ、死を迎える「生病死」の説法を耳にします。「何人も四つの苦しみから逃れられない」との釈迦の教えですが、人間にはまたさらに四つの苦しみで八つもあるそうです。生きることは大変だと思うと同時に、苦しみの中で生きてこそ、喜びを得られるのが人間なのだとも考えます。

 若い頃、大先輩に「人口が減ってもそこで暮らす人が幸せならばいいのでは?」と質問し、先輩の答えを覚えていません。先ほどの八苦の一つに「愛別離苦」、まさに愛する者と別れる苦しみがあります。普段、誰かが隣にいることも幸せだと能登の震災報道での教訓です。今まさに一人一人、自分の周りからいなくなる辛さ「残った者が幸せなら」と軽はずみは言えないと自戒し、置戸で暮らしたいという方がいつまでも暮らせるまちづくりが大事だと痛感します。

 広報の担当から「原稿を早く」と催促され、四苦八苦の年度末を迎え、進学などで新たな希望を胸に本町から旅立つ高校生に対しまして、私からは「夢に無き者に成功無し」という言葉とともに卒業式に向かいます。

(広報おけと2024年3月号より)

まちづくり月記2024年2月号

 元日の夕刻、里帰りをして一家団欒の時間、突然地震速報に切り替わり、能登地震がリアルタイムで報道されました。次々と映し出される現場の映像と「ただちに逃げてください」というアナウンサーの声に、信じられない気持ちで家族全員テレビを見入る状況でありました。多くの犠牲者のご冥福をお祈りし、被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。私たちは被災地の復興に向けて役に立てることを考えてまいりたいと思います。

 さて、一月七日に十二名の成人者の門出を祝って成人祭が開催されました。席上、成人者に「コミュニケーション」と「自立」についてお話をさせていただきました。
 コミュニケーションが得意な人とは「誰とでも仲良くなれる人」ではなく、「意見がぶつかった時に何とかできる能力が備わった人」で、意見対立を恐れて自分の意見を言わない、いつも我慢をして人間関係を保つことが決して幸せな人生ではなく、本当の気持ちを言い合えることが大切です。また、親の期待に応えることが「親孝行」ではありません。親の意見がすべて正しいわけでなく、「自分の意見を親にも伝えることができることが自立」だと思います。

 明治維新の志士に影響を与えた吉田松陰の「親思ふこころにまさる親心けふの音づれ何ときくらむ」という辞世の句を詠みました。私はこの句に「まさに親の望みは皆さんが生きていること」だと、能登の震災と成人者のさわやかな姿に思い浮かびました。
 成人者の幸多き人生にふるさとからエールを送ります。

(広報おけと2024年2月号より)

新年のご挨拶   笑顔あふれる住みよいまちづくりを

 新年、明けましておめでとうございます。
 皆さまには、輝かしい新春を健やかに迎えられましたこと、心よりお慶び申し上げます。
 旧年中は、町政に対する格段のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 振り返りますと、令和元年12月以来、瞬く間に世界各国で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症拡大によって、人々の経済活動や生活態様にも多大な影響が及んでおりましたが、昨年5月8日より感染症上の分類が「2類」から「5類」へと引き下げられたことにより、徐々に日常が戻ってまいりました。
 本町でも、昨年7月、夏の風物詩でありました第46回人間ばん馬大会を4年ぶりに開催することができ、晴天の中、大勢の方々の笑顔あふれる楽しい1日となりました。アフターコロナへの転換が進む中で、引き続き、国や北海道とも連携した各種対策に取り組んでまいります。
 一方で、ロシアによるウクライナ侵攻から早2年が経過しようとしておりますが、終結に向かう動きはまったく見えません。世界経済の混乱は続き、燃料や原料、食料品の価格高騰も続くばかりです。町民の皆さまの生活安定に向けた取り組みについて、商工会と連携を図りながら着実に進めてまいります。
 昨年は、皆さまのご協力をいただき、私の公約であります児童館建設に向けた基本設計に着手することができました。今後、本町の子どもたちが安全に楽しくのびのびと過ごせる施設建設が進んでいくものと期待をしているところです。
 本町の人口も2,600人台となり、高齢化率も40%を超えるなど、ますます地域経済やコミュニティ活動に深刻な影響が及んでおります。現在、町内で8名の地域おこし協力隊員が活躍しておりますが、本年中に卒業を迎える隊員もおります。引き続き、町民として居住していただけるようバックアップをしていくと同時に、意欲ある新規隊員の募集を進め、地域の活性化に努めてまいります。
 昭和45年からへき地患者輸送車として運行され、平成30年度からは地域巡回バスとして運行してきましたが、年々利用者数が減少し、また、バス路線までの移動が難しいという声も多く聞かれることから、地域巡回バスに代わる新しい移動支援対策を早急に進めたいと思います。
 また、本町において唯一の公共交通機関である北見バスが、利用者の減少に加えて、運転手不足による減便を余儀なくされております。昨年から、北見バスフリーパスチケットの購入費用の半額助成を実施しておりますが、町民の皆さまのご利用を切にお願い申し上げます。

 辰年である本年は、陽の気が動いて万物が振動するので、大きく成長し形が整う年だと言われております。笑顔あふれる住みよいまちづくりを推進するために、町民の皆さまとともに力を合わせて、暮らしに寄り添う施策を進めてまいります。

 本年が皆さまにとりまして、健康で幸多き年となりますことを心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

(広報おけと2024年1月号より)

まちづくり月記2023年12月号

 旅先の旅館で床の間に飾ってある掛け軸に目を取られ、何と書いてあるか読めずにじーっと見ていると、墨でグランドピアノの絵と崩した英語で「Our riches,being ㏌ our brains」と書いてあるようで、携帯で検索するとすぐに見つかりました。クラシックの巨匠モーツァルトの有名な言葉で「私達の財産、それは私達の頭の中にある」という意味でした。偉大な作曲家なので財産とは曲のことかと思いますが、私の語学力では「rich」を「豊か」と思って眺めていました。目に見えなくとも豊かさは頭の中にあると、偉人は言うことが違うなと感心し、旅館を後にしました。
 
「幸せ」も同じで形やモノではなく、一人ひとり、それぞれの心の中にあると思いました。

 先月、久しぶりに小学校の学芸会に出席しました。発表が始まり、舞台だけがまぶしい照明で輝き、わが子を追う両親の少し潤んだ大きな瞳に、出演する子どもたちの姿が映っているのがわかります。心配そうで嬉しそうで恥ずかしそうな表情が、出演する子どもたちと一生懸命わが子を応援する家族の表情が重なります。これが「リッチ」だなと自分自身も幸せな気分になりました。
 
 卯も飛び跳ねて去る十二月となりました。うれしいことや悲しいこと、そして楽しいことやつらいこと、色々あったと思いますが、この一年間に感謝申し上げ、町民の皆様がご健勝にて新年をお迎えされますことをお祈りし、ペンを置きます。ありがとうございました。


(広報おけと2023年12月号より)

まちづくり月記2023年11月号

 煙突からの白煙がのぼる霜月、冷たい雨が夏の猛暑の記憶を忘れさせ、西方に白い帽子をかぶったクマネシリを望むと、「冬が来る」と心の準備をする季節になりました。

 先月はイベントなどが目白押しで、町内外から多くの方が参加されていました。笑顔が溢れている姿にこれが置戸だなとうれしい気持ちになり、運営されている方の一生懸命に汗を流す姿に感謝の気持ちが込み上げます。
 
 ウルトラパークゴルフ大会は今年で二十四回を数えました。内閣総理大臣賞をはじめ文部科学大臣賞などを目指し、全道から腕に覚えのある猛者が集まり、難コースを二日間で回る歴史ある大会です。全盛期は五〇〇名もの参加がありましたが、近年は一〇〇名に届きません。高齢化やプレーヤー人口の減少も一因ですが、「敷居が高い」と敬遠する方も少なくありません。私も開会式までは密かに入賞と意気込んでいましたが、二年連続の最下位でした。「参加することに意義がある」と自分自身慰めながらも、「練習して来年こそ」と秋晴れの中の表彰式となりました。

 長年、スポーツ振興や議員として町政発展にご尽力いただいた故竹内雅俊パークゴルフ協会長が八月にご逝去されました。町外参加者からも「いつもお世話になった」と言われ、竹内さんがどこかで見守っていると青空に感謝とご冥福を祈り、大会を無事終了しました。
 来年は多くの町内パークゴルファーが参加され、優勝杯のペナントに名を刻んでいただければと、間もなくクローズするパークゴルフ場で必死に練習をした秋の日でした。

(広報おけと2023年11月号より)

まちづくり月記2023年10月号

 先月、各地区の健康と長寿を祝う集いに出席しました。地域の皆さんや関係者が準備や運営を行い、趣向を凝らしたアトラクションもあり、盛大に開催されました。昨年はどんな様子だったか記憶をたどっても、思い出せませんでした。手帳を見ると間違いなく出席しているのですが、記憶力減退、もしや老化?と思いながらも当日会場に入ると、テーブルに着いた大先輩達の笑顔を見た途端に昨年の様子がはっきりと思い出せました。

 還暦は字のとおり六○年で暦が還るという意味で、古来、大切な赤ん坊が生まれると魔除けに赤い服を着せたことから、六○歳も人生の一巡をして、第二の人生に生まれ変わるという意味から、赤ん坊と同じ赤い服を着てお祝いする習慣となったそうです。「なるほどな」と思いながら、退職後を第二の人生とするのとは違う意味なんだとわかりました。七十五歳の方は第二の人生で十五歳、百歳でも四○歳、まだまだ人生を謳歌する年齢です。

 各会場の祝いの席には先輩方を敬いながら見守る地域の皆さんの顔があり、家族のお祝いとはまた違う格別の「ありがとう」の気持ちが込められています。
 「ありがとう」は奇跡の言葉、心を温かくして元気が湧いて、気持ちを落ちつかせる効果があるそうです。大先輩の皆さん、地域の皆さん、ありがとうございました。

 これからつるべ落としの季節になりますが、ご健勝にてお過ごしください。来年も、公民館で皆さんが一堂に会して開催されますことを切に願う秋晴れの空です。

(広報おけと2023年10月号より)

まちづくり月記2023年9月号

 暑い夏が過ぎ、特に雨の多い夏でしたが大きな災害も発生せずに一安心。盆踊りが終わると秋風が吹き、トンボが青空を舞い、そして間もなく山々の色も賑やかになり、豊穣の秋を期待するものです。

 さて、八月は広島・長崎の原爆投下、そして終戦記念日とテレビでは特別番組が報道される一方で、いまだにウクライナ戦争が続いている現状を考えると、人間の無力さや愚かさを感じます。日本は戦争を永久に放棄し、めざましい戦後復興がなされ、当時は想像もつかないほどの国民生活が享受されています。現在、日本人の八割以上が戦後生まれで、まさに戦争を知らない国民となっており、戦争の記憶や悲しみを次の世代に伝えることが恒久平和実現につながる大事なことだと思います。

 戦争の当事者にはそれぞれ言い分があり、「どっちが先、どっちが悪いかを論ずるよりも、いち早く停戦、終結することが大事」という鈴木宗男参議院議員の講演に「そのとおりだ」と思いました。自分たちの幸せや大義のために他人を不幸にすることは決して幸せなことではないのです。

 タレントのタモリが二〇二三年は「新しい戦前」と発言したことが話題となっていましたが、多くの識者が感じる不安定な世の中であると思います。祖国の繁栄を願って戦場で散った多くの犠牲の上で、今の幸せを感じることができる日本人であることを改めて認識し、世界平和の実現に貢献できる国、国民でありたいと晴れ渡る青空に願う一人であります。

広報おけと2023年9月号より)

まちづくり月記2023年8月号

 おけとの夏の風物詩「第四十六回人間ばん馬大会」は、前日までの心配をよそに当日は好天に恵まれ、多くの方のご協力により、四年ぶりに開催することができました。

 「血わき、肉おどる」とは、人間ばん馬にぴったりの言葉です。丸太を積んだバチぞりを引く選手の表情、筋肉の躍動、必死にゴールへ向かう選手たちに、応援する私たちも手に汗握りながら、思わず自然と大声で「がんばれ」と声援を送ります。その応援が最後の力となってゴールするチームも少なくありません。コロナ禍で中止が続いた二年間、「どうしたらこの大会を継続できるか」を検討いただいた商工会青年部をはじめ各界代表の検討委員会の皆さんに感謝いたします。「人間ばん馬大会」は三〇年やればマンネリでも五〇年経てば伝統で、百年続けば伝説になると、この町の歴史や文化を後世に語り継ぐことの大切さを感じる大会でありました。

 先日、ぽっぽ絵画館開設時から物心両面でご支援いただいた東京にある「画廊宮坂」の宮坂祐次様の突然の訃報が届きました。幾度となく来町され、私は昨年六月にお目にかかりましたが、物静かな方なのにこれほどまでに情熱を傾けていただいていることが不思議でした。今回お亡くなりになられても、ぽっぽ絵画館のツアーが中止にならないようにと事実を伏せられて、奥様も本州からのツアーを引率されていました。それを思うと感謝とともに切ない気持ちでいっぱいになります。故人のぽっぽ絵画館や本町に対してのご厚情に、只々手を合わせるものです。

(広報おけと2023年8月号より)

まちづくり月記2023年7月号

 今年は春蝉がにぎやかに鳴いていた春から降霜がありましたが、その後は適度な雨が大地を潤し、そよ風が気持ちよさそうに作物を揺らして、まさに十風五雨で順調に生育が進んでいます。昨年のような災害の発生が無いよう願うものです。

 朝に心地の良い野鳥のさえずりが聞こえるようになりました。六〇年間生きてきて、なぜ聞こえなかったのかと不思議に思い、バイパスの上の山々を見ると幹も見えないぐらい鮮やかな緑が広がっています。聞こうとしなければ聞こえず、見ようとしなければ見えず、森羅万象とはこのことかと感じております。
 
 山々の表情豊かな緑は、先日の小学校運動会で大喜びの白組、悔しがる赤組の子どもたちの表情と重なります。ラフティングで川下りをする子どもたちの歓声、豊かな自然に囲まれて、ほっと心が落ち着くひと時、この豊かな自然を次の世代に残さなければならないと改めて感じます。

 地球規模の温暖化や災害発生を止めるため、本町もゼロカーボンの宣言を三月議会で表明しました。これから、町民の皆さんと検討を重ねて具体的な計画づくりを進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

 七月二日、おけとの夏の風物詩「人間ばん馬大会」が復活します。これも次世代に残したい大切な置戸の宝物で、晴天の中で皆さんのはじける笑顔を思い浮かべ、小麦畑が映るふるさとカレンダーに丸を付けました。

(広報おけと2023年7月号より)

まちづくり月記2023年6月号

 鳥インフルエンザの影響で道内の二〇%の鶏卵生産が減少し、店頭からたまごが消え、一パック三百円と聞くようになりました。落語風に「一パック八個で売ればみんな買えるのに」、「玉子焼きを買えばいいでしょう」というような簡単なお話ではありません。
 「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざどおり、商品の価格決定は複雑で、鶏の殺処分による生産の減少のみならず、コロナや国際紛争、異常気象、労働力不足、資材高騰等、様々な要因が現在の価格高騰をもたらせており、ありとあらゆるものが値上がりしている状況です。

 一方、日本では「三白(米・砂糖・牛乳)」と言われる農産物が生産過剰とされ、生産者は減産を強いられております。酪農では増産から一転、昨年から生産調整が行われ、飼料高騰と相まって厳しい経営環境により、全国的に離農が増えています。生乳生産は水道の蛇口のように自由自在に調整できるものではなく、回復までは最低三年かかることから、数年前に店頭からバターが消えた様に、この減産が続けば乳製品も足りなくなることが予想されています。

 世界中では、現在八億人が食糧不足で苦しみ、近い将来世界人口は二十億人増え、百億人となる予想です。それを支える食糧事情を考えると、「日本はお金を出せば輸入で大丈夫」と楽観できません。日本の食糧の六割は海外から輸入している状況です。食糧生産は国民の総意で守ること、価格優先から国産への取組が将来の日本を守ることにつながるのだと感じた新緑の六月の朝でした。

(広報おけと2023年6月号より)

まちづくり月記2023年5月号

 年々、桜の開花が早くなっていますが、南ケ丘公園は桜の名所で、隣接の置戸神社では近年シマリスや紅葉を観に町外からも多くの方が訪れています。中には大きな望遠レンズを持ったプロのカメラマンも遠路から来られているそうで、置戸の観光スポットとなっています。

 南ケ丘公園の桜は昭和四十年代から植栽が始まり、昭和五十年から商工会青年部が「桜まつり」を開催されるなどの歴史があります。その後、植樹祭などで追加植栽が行われ、今では市街地から「満開だね」とわかるぐらい、多くの桜が置戸の春のひと時を演出しています。

 公園の中に入ると、若くたくさんのピンクの花を着け樹勢のある桜がある一方で、老木となり枝が折れ傷ついていながらも淡く大きな花をつける桜、それらが入り混じってこの風景があるのだなと感じます。人間社会も同じで色々な人々が根を生やして、それぞれ生きることが地域や生活を彩っているのだと思います。

 五月末からコロナワクチン接種を計画しておりますが、三年間続いたコロナ感染も終息が見えてきました。南ケ丘公園焼肉棟もリニューアルしており、是非この機会に桜の下でご家族や団体で利用してはいかがでしょうか。

 本年からできる限り、行事やイベントも以前のように開催していきたいと思います。就任四年目を迎え、改選により新たな構成となりました町議会とともに、町民の皆さんの笑顔が戻り、そして持続可能なまちづくりを進めてまいります。

(広報おけと2023年5月号より)

まちづくり月記2023年4月号

 先月の定例町議会において、総額六十三億円超の令和五年度予算案など全議案を提案どおり可決いただきました。議員の皆さんは、四年任期の最後の定例町議会で七人の方が一般質問に立たれました。議長を除く全議員が質問することは四年振りであり、議会活性化の意味でも大変良いことだと思います。議会の様子はユーチューブで録画配信しております

 さて、三年間にわたる新型コロナウイルスの感染対策は、先月からマスク着用は個人の判断が基本となり、五月の連休明けにはインフルエンザと同じ「五類感染症」に移行する方針が決定され、今までの制限が本格的に解除されます。しかし、感染症が根絶するわけではありませんので、引き続き基本的な感染対策のご協力をお願いいたします。

 本町では、新年度からゼロカーボンを目指した総合的な取り組みに向け計画策定を行います。地球温暖化が進むなか、頻発化する災害や地球環境の変化、食料不足など直面する課題に対して、無視をしていれば近い将来必ず人類が住めない地球になってしまいます。小さな町からでも着実に一歩一歩、そして皆さんと知恵を絞って取り組みを始めてまいります。

 幸せの花「福寿草」の黄色い花が咲く頃は新たな出会いの時でもあります。新たな期待を胸に、四年目のまちづくりに取り組んでまいりますので、皆さんのご理解とご協力をお願い申し上げます。

(広報おけと2023年4月号より)
このページの情報に関するお問い合わせ先
置戸町役場 企画財政課TEL:0157-52-3312FAX:0157-52-3353