令和2(2020)年度

まちづくり月記2021年3月号

置戸高校を皮切りに小・中学校やどんぐりの卒業・卒園式が開催され、
日向では黄色い福寿草の花が、ハウスでは苗が緑色を増して春の訪れを告げています。
3月は別れの季節でもありますが、多くの思い出を胸に人生の門出やステップアップを迎えられた皆さまにお祝い申し上げます。

先日、本町の農業者を含めたJAきたみらい玉葱振興会が日本農業賞受賞の報告をいただきました。
価格低迷等の逆風の中、名実ともに日本一と認められた快挙は農業者の皆さまやご苦労された先人、
そして関係者の皆様の長年の努力の成果であると思います。
時節柄、祝賀会等は行えませんが心からお慶び申し上げます。

さて、新年度予算案が町議会において議決いただきました。
広報おけと3月号に町政執行方針と教育行政方針を掲載させていただきましたが、
実行が伴わなければ意味がないと思っております。
町長に就任して「大変な時代に」と言われることがありますが、置戸町はこれまでも多くの「大変」を乗り越えてきました。
また、これからも新たな危機や予想外の災害等直面するかもしれません。
私は一人ひとりの幸せを実現していくために、大きく変えていくことが「大変」であると心に刻み、新年度事業を取り組んでまいります。
皆様のご理解、そしてご鞭撻いただきますようお願いいたします。

(広報おけと2021年3月号より)

まちづくり月記2021年2月号

 各自治体で中止や延期が報道される中、準備を進めてきた新成人の 「はたちの集い」 のメンバーと協議し、最大限のコロナ感染予防対策をとって成人祭を開催いたしました。残念ながら急遽、首都圏からの参加を見合わせざるを得ない新成人もおり、時間短縮や人数制限、欠席の新成人とインターネット中継をしながらの式典となりました。

  晴れやかな新成人の笑顔と参加のご家族の感激が伝わり、皆さまの協力により開催することが出来て本当に良かったと思いました。新成人にこれからは 「誰が正しいか」ではなく、 「何が正しいか」 という判断と 「情けは他人の為ならず」 の本当の意味を考えてくださいと2つお話しをさせていただきました。この言葉はまさに私自身を戒める言葉であり、 「新しい置戸」 を町民の皆さまと創って行きたいと心に刻んだ成人祭でした。

 さて、12月定例町議会において5期20年にわたり町政の発展運営にご尽力いただいた井上久男前町長の名誉町民推薦を満場一致で可決いただきました。井上氏は町長としての活躍とともに管内はじめ全国組織での要職を歴任され、そのご功績は枚挙にいとまがありません。21日には町民憲章推進大会・表彰式に併せて、名誉町民称号並びに名誉町民章贈呈式を行います。町民を代表いたしまして心よりお祝い申し上げますとともに、長年のご労苦に感謝申し上げます。

 寒中お見舞い申し上げ、町民の皆さまのご健勝をお祈りいたします。

(広報おけと2021年2月号より)

新年のご挨拶   笑顔あふれる明るいまちづくりを

 新年、明けましておめでとうございます。
 皆さまにおかれましては、輝かしい新春を健やかに迎えられましたこと、心よりお慶び申し上げます。また、日頃より町政の推進に多大なるご支援とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。
 昨年は、20年ぶりとなる町長選挙におきまして、皆さまの温かいご支援をいただき、当選の栄に浴させていただきました。誠に光栄でありますと同時に、その責任の重大さに身の引き締まる思いがいたします。

 新型コロナウイルス感染症は、瞬く間に世界各国で猛威を振るい、今や経済や文化、人々の生活態様にも深刻な影響を及ぼしております。
 我が国においても、本来であれば華々しく開催されたはずの東京オリンピック2020が延期となり、イベントなどの自粛ムードが高まる中で、本町の夏の風物詩である人間ばん馬大会も開催することができませんでした。その後も依然として終息の見えない状況から、やむなく他の恒例行事についても開催を見送ってきた次第であります。
 昨年、本町は町制施行70周年の節目の年で、また、新たに第6次置戸町総合計画がスタートする年でもありました。北海道日本ハムファイターズ置戸町応援大使として中田翔選手と清水優心選手が決定するなど、町の活性化を大いに期待する年であっただけに残念な年となりました。
 この間、国や道とも連携しながら本町における新型コロナウイルス感染症予防と経済対策に全力を傾けてまいりましたが、長年の懸案事項でもありました光ファイバー未整備地域における整備に着手いたしました。今後、インターネットを利用したサービスは、農業をはじめさまざまな分野において需要が高まるものと思います。また、移住の促進や起業等、新たな可能性も期待されます。サービスが提供されましたら、ぜひともご利用いただきたいと思います。
 
 長期政権であった安倍総理が退任し、第1次菅内閣が新たに発足しました。新型コロナウイルス感染症対策と経済政策を推進するとのことですが、国も地方も財政事情が非常に厳しい状況にあります。地方が活力に満ちた政策実現に期待するとともに、私自身においても地方の実情について、国に対してもしっかり伝えていきたいと思います。
 
 町長に就任してから、はや半年が過ぎましたが、皆さまにお会いできる機会も少なく、大変心苦しく思っておりました。その中で昨年11月に開催しました「まちづくり移動町長室」には、初めての試みであったにも関わらず多くの方にご出席いただき、とても有意義な意見交換をさせていただきましたことを大変嬉しく思っております。これからも、町民の皆さまからの多くのご意見を拝聴し、笑顔あふれる明るいまちづくりにしっかりと取り組んでまいります。
 結びになりますが、この新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息と町民の皆さまが健康で幸多き年でありますよう心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

(広報おけと2021年1月号より)

まちづくり月記2020年12月号

 年の瀬を迎え、間もなく2020年が終わろうとしています。振り返ると、 「東京オリンピックのマラソンは札幌で」というニュースも遠い記憶となるような、コロナ一色の一年だったのではないでしょうか。
 まちは人通りも少なく、外出に気を使い、楽しく集まることもままならず、商売をされている多くの方は売り上げを落し、辛い一年だったと思います。

 私も予想外の一年で、町長に就任してはや半年、今この原稿を書いている自分に驚いています。
初めてのことばかりでうまくいかないことも多かったのですが、少し気持ちの余裕もできたからか不思議なもので町長室に色々な方が来ていただくと、 「ガンバレよ!」 と励まされているようで、心からありがたいと思えるようになりました。
コロナ禍の厳しい状況の中でも、元気で暮らす高齢者、広くなったどんぐりで遊ぶ子どもたち、置戸で暮らすすべての皆さんが、住んでいて良かったと実感できる町になるよう頑張りますので、皆さん遠慮なくまちづくりにご意見をお寄せください。

 先日、役場課長会議で 「一燈照隅、萬燈遍照」 安岡正篤師の言葉を調べてほしいと話しました。「職員一人一人が燈を照らせば、世の中を明るくすることができる」 その一つの燈となってほしいという意味です。これから職員とともにこの意味を考え、実践して町民の笑顔を増やそうと決意を新たにしております。

 来年はコロナが収束し、皆さんが今年以上に良い年になりますようご祈念いたします。

(広報おけと2020年12月号「まちづくり月記」より)
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