令和4(2022)年度

まちづくり月記2023年3月号

 出会いがあれば必ず別れが訪れます。三月は卒業や転勤のシーズンとなり、本町では例年人口が一番大きく減少する月です。本町の人口は、昨年十月に二千七百人を割り、依然として減少傾向が続いております。

 昨年一年間の出生数と死亡数の差引きは六十五人の減少でしたが、転入者が転出者を上回る転入超過ではオホーツク管内で二番目となり、人口減少に歯止めがかかってきております。一方、働き手不足は各職域で大きな課題となっており、このまま労働者の減少や高齢化が進むと事業が継続できないという職場や事業体もあります。労働人口の移住定住が人口減少の一つの解決策であり、産業や事業の継続が図れるものであります。もっと多くの方が「住みたくなる町」、「住み続けたい町」と思える方策をテーマに、さらに魅力あるまちづくりを考えていこうと思います。そして、置戸町の良いところを全国に発信し、多くの方が興味を持って訪れ、住んでいただくことが大事であると考えています。

 さて、まもなく各学校では卒業式が執り行われます。それぞれの卒業生に何か心に残る言葉を贈ろうと考えながら、寒かった今年の冬を振り返り、窓の外の真っ白な景色を眺めています。うず高く積もっていた雪も徐々に薄くなり、いつのまにか消え、そして福寿草が顔を出す春が来るでしょう。就職や進学、又は都合で町を離れる方も含めた町民の皆さまに新たな出会いと明るい未来が訪れますよう心からお祈りいたします。

(広報おけと2023年3月号より)

まちづくり月記2023年2月号

 昨年四月の民法改正により成人年齢は十八歳となりましたが、一月八日に例年どおり「はたちの若者」二十一名が大勢のご家族に見守られ、中央公民館で置戸町成人祭を迎えました。

 晴れやかな衣装で一灯のろうそくを手に、映像とともに成人の誓いや家族への感謝、友人との思い出などが朗読され、緊張の中にも温かい雰囲気で進められる成人祭は、置戸町の伝統であり風物詩でもあります。ご両親にとっても親離れ子離れの一つの区切りでもあり、大きな喜びとともに一抹の寂しさを感じられたのではないでしょうか。

 お祝いの言葉として「親孝行」についてお話をさせていただきましたが、インターネットで調べると日本人の多くが親孝行をしたいという気持ちは非常に高く、子どもがしたい親孝行は一緒に外食や旅行、プレゼントが上位でした。親がしてほしい親孝行の第一位は「子どもが健康で元気でいてくれるだけで嬉しい」という結果に、グっと胸に来るものを感じました。子どもからのプレゼントは嬉しいですが、そんな気づかいができるほど大人になった我が子が嬉しい、この子なら社会に出ても他人を思いやり、上手く付き合いができる、その成長が一番嬉しいのかもしれません。「親孝行」とは子が親を思い、親が子を思う相互の関係であると改めて感じる成人祭でありました。

 成人おめでとう。この若者たちの未来に幸多からんことを願い、一月の澄み渡る青空の下、中央公民館を後にしました。

(広報おけと2023年2月号より)

新年のご挨拶   困難を乗り越え、飛躍の年へ

 新年、明けましておめでとうございます。
 皆さまにおかれましては、輝かしい新年を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
 また、日頃より町政の推進に格段のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 町長に就任して、2年6か月が経過いたしましたが、この間、新型コロナウイルスは感染拡大と減少を繰り返し、いまだ終息の兆しは見えておりません。しかし、このような中でも感染予防を徹底しながら、経済活動や社会活動、日常生活を営むスタイルが定着してきました。
 本町においては、置戸赤十字病院による迅速なワクチン接種対応や適切な感染者受け入れ体制の整備など、町民の皆さまの不安解消に大きく貢献いただいております。また、国や北海道とも連携した各種経済対策を実施するとともに、アフターコロナを見据えた光ファイバー網の整備と福祉施設や避難所となる各公民館のエアコンやWi-Fi整備を進めてまいりました。引き続き、商工会と連携した物価高騰や消費拡大対策、また、急激に悪化している畜産業への緊急支援対策や資材高騰対策、スマート農業の推進や林業の近代化など、基幹産業の振興を図ってまいります。
 本町の人口は2,700人を割り、「働く人、担い手不足」が経済活動のみならず、地域活動へ及ぼす影響が深刻になっております。労働人口の受入れや移住対策の充実により人口減少の抑制を図り、生活を支える商工業やサービス業の活性化や後継者対策に取り組んでまいります。
 近年、地球温暖化による異常気象や災害発生が世界的に頻発していることに加え、昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻により世界経済の混乱を招き、石油やガス、電気、食料品などあらゆる価格が高騰しており、私たちの日常生活に大きな影響が生じています。世界では、全人口の1割にあたる8億人が食糧危機にある一方で、国内では全世界の食糧支援量を超える量の食品が毎年廃棄されています。大量生産、大量消費の社会を、一人ひとりが疑問視し見直さなければ、取り返しのつかない未来となることを認識する必要があります。
 本町では、地球温暖化の原因とされるCO2排出量は、豊かな森林資源によって吸収量の方が高いとされていますが、太陽光など自然エネルギーの利活用や省エネに取り組むための計画策定に着手いたします。また、懸案でありました児童館建設に向けた計画策定や勝山郵便局の移設などを着実に進めるとともに、特別養護老人ホームや役場庁舎、町営住宅など老朽化する公共施設の計画的な修繕や建て替えに向けた検討を始めてまいります。

 卯年である本年は、ウサギの穏やかで温厚なイメージから家内安全の年と言われる一方、その飛び跳ねる姿から飛躍や向上、そして新たなことへの挑戦に最適な年とも言われております。町民の皆さまとともに、今のこの困難を乗り越え、笑顔あふれるまち、安心して暮らし続けられるまち、誰もが住みたいと思うまちづくりを進めてまいります。

 結びになりますが、皆さまの健康とご多幸をご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

(広報おけと2023年1月号より)

まちづくり月記2022年12月号

 今年一年を振り返ると五月は連日三十度を超え、局地的な大雨・降雹で道路の冠水や農業被害などが本町でも発生しました。世界では、ヨーロッパの干ばつや中国の大水害など、地球温暖化による異常気象に加えて、ウクライナ紛争の影響による食料危機への懸念が広がり、日本でも「食料安全保障」という新語が注目されるなどエネルギー問題と合わせ物価上昇等、将来への不安が大きくなっています。

 自然豊かな本町は、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素は排出量よりも吸収量の方が上回っておりますが、世界各国が脱炭素社会に生まれ変わらなければ、気温上昇を食い止めることができません。農地を守り、適正な森林管理を行うとともに省エネや自然エネルギーなどの活用が急務となっております。新年は防災・減災対策とともに、この問題に着手しなければならないと思っております。

 先月、「皆既月食」が全国各地で観測されました。他の惑星食との同時発生は稀で、前回観測された戦国時代で武将達も眺めていたであろう神秘的な月を見ながら置戸の有史上で活躍した高名な花井卓蔵弁護士の「何人も見る権利あり今日の月」の名吟が頭に浮かびました。町長就任後、二年半が経過しましたが、未来の人々がこの月を見ることができるよう、初志貫徹、立ち止まることなく一歩一歩町政を進めてまいります。

 師走を迎え、これから一段と寒くなります。コロナやインフルエンザなど、引き続き予防に努めていただきたいと思います。

(広報おけと2022年12月号より)

まちづくり月記2022年11月号

 九月の半ば、平成三年から十年間本町の教育長を務められた佐々木勝二さんが八十四歳の生涯を閉じられました。「迷わば民の側に立て」という言葉が、二十年前の教育長室に掲げられていたことを思い出します。

 四十年前に役場の新人職員であった私の上司でもあり、就業後には、よく声をかけられ、数人で晩御飯に連れだしてくれたものです。道中では上司たちの会話を聞き大人になった気分になり、時には「役場の仕事はなぁ~」と、いろいろなことを教えていただいたのを懐かしく思います。

 教育長を退任し、町外へ転出された後も、置戸の子どもたちのスポーツ大会の応援に来ては、こっそり飲み物を差し入れ、いつの間にか帰られる。また、子どもたちの卒業後の進路を尋ねられ、「○○へ行って、頑張っているそうです」と伝えると喜び、「ちょっとわかりません」と答えると、心なしか曇った表情になる。本当に子ども好きで、子どもたちの未来に希望を持っておられた教育長でありました。
 訃報に接して、改めてその理念の重みや深さが心に染みると同時に、「ふるさとの置戸のこと、子どもたちのことを頼むな」と託されているようにも感じます。たくさんの刺激をいただき、たくさんのことを教えていただいたことに感謝申し上げ、心からご冥福をお祈りいたします。

 十一月に各地区でまちづくり移動町長室を開催いたします。大先輩からいただいた言葉を心に刻み、山積している課題を解決すべく町民の皆さまとともにまちづくりを進めたいと思います。

(広報おけと2022年11月号より)

まちづくり月記2022年10月号

 朝晩の冷え込みに秋を感じる季節となりました。
 「おけと夏まつり」をはじめ、三年ぶりにイベントが開催できるようになり、少しずつではありますが元の日常が戻ってきていると感じております。特に夏まつりでは、若者が運営の中心となり汗を流す姿や子どもたちの笑顔あふれる姿に、町も活気立ち、私自身も元気をもらいました。
 
 しかしながら、一方で、新型コロナウイルス感染症の第七波により町内福祉施設でもクラスターが発生しました。ご家族や施設職員、医療関係者、保健所などのご協力により収束することができました。感染症の拡大防止・収束に立ち向かい、ご尽力いただいた施設職員の皆さまに心よりお礼申し上げます。
 まもなく、オミクロン株対応のワクチン接種が始まります。引き続き感染予防の励行と合わせて、十分ご理解の上で自発的な接種をお願いいたします。
 
 先日、札幌出張の列車内で論語「過(あやま)ちを改(あらた)めざるこれを過(あやま)ちという」を読んで、まさしくそのとおりであると思いました。過ちを起こしたくない、過ちを認めたくないと思うのが人間です。しかし、そこからは新しいことは起きない、そして進歩することもできないと思います。
 令和四年度も後半にさしかかります。過ちがあれば改め、コロナ禍の中であっても町民の皆さまのご意見をいただく機会を作っていきたいと思います。

 どうぞご理解とご協力をお願いいたします。

(広報おけと2022年10月号より)

まちづくり月記2022年9月号

 この夏、大雨や落雷、降雹に見舞われましたが、農業者をはじめ被害に遭われました皆様に心からお見舞い申し上げます。
 境野アメダスではここ十年で年間降水量は十%も増え、七月十八日の大雨は一時間で六十八mmと観測史上最大となり、短時間で局地的な大雨が降る気象傾向が続いています。異常気象でも被害が最小に収まるよう、減災・防災対策に取り組まなければと痛感いたします。

 七月末に本町と防災協定を結んでいる東京都多摩市の市制五十周年式典に出席してきました。平成二年から二十七年まで、夏休みに多摩市と置戸町の子どもたちが隔年で交互に訪問する「東京体験」や「ふるさと体験ツアー」の実施が縁で協定に結びついたものです。当時、本町から多摩市に移住され、この事業創設にご尽力いただいた東京ふるさと置戸会の初代会長を務めた故武田勝雄氏のご遺影に感謝の気持ちをお伝えし、ご冥福をお祈りしてまいりました。

 近代的な景色とは裏腹に靴の下から暑さを感じる日差しの中で、多くの人々が汗をかきながら速足で生活している姿に大変さを感じながら、二十年前に私が職員時代に引率者として多摩市へ訪問し、武田ご夫妻や東京ふるさと置戸会、多摩市の皆様にお世話になり、置戸の子どもたち十四名とともに東京体験に行った当時を思い出した三十五度の東京の夏でした。

 置戸では一足先に秋の涼しい風が吹きますが、コロナ感染予防とともに体調に気をつけてお過ごしください。

(広報おけと2022年9月号より)

まちづくり月記2022年8月号

 本土から六十kmの日本海に浮かぶ「なものない!」を宣言した人口二千三百人の島根県海士町。「ないけれどそれで良い」、「大切なものはすべてある」の二つの意味が込められているそうです。
 十六年前から海士町のユニークなまちづくりに関わり、昨年の町民憲章推進大会でリモートでの講演をいただいた「山崎 亮氏」を訪ね、再度、九月の講演を快諾いただきました。画面越しではない、山崎氏のお話をたくさんの町民の皆様が直に聞いていただけたら嬉しく思います。

 人口減少社会を迎え、コロナ感染症拡大により行事中止や人との接触を避け、こもりがちとなった二年間。生活スタイルも変化する一方で、人恋しくそして人と人のつながりで生きていくことの大切さも感じた二年間です。

 置戸も都会のような便利さはない、けれど置戸にしかないもの、置戸でしか味わえないものは必ずある。個性を最大限に活かしていく発想の転換が必要で、それができたとき景色は一変するかもしれません。都会よりも置戸町には人と人のつながりがあることを確信しています。山崎氏を迎え、コミュニティを通して「自分たちでまちをつくる」きっかけにしたいと思います。

 「じいちゃんの頭には毛が無いけれど、知恵がある」と子どもたちが言うまちは素晴らしい。その子たちに座布団一枚です。もうすぐお盆を迎えます。

(広報おけと2022年8月号より)
​​​​​​

まちづくり月記2022年7月号

 畑には待望の雨となった六月の前半、町長としては初めて各運動会に出席しました。中学校では気温十度に満たない寒空のもと、プログラムの短縮や参観者の人数制限での開催となりましたが、一生懸命グラウンドを駆ける生徒や観覧のご家族の姿に、コロナ禍から少しずつ元の生活に戻ってきていることが実感でき、天気とは逆に温かな気持ちになりました。
 
 「あの人はいつも足が速かったな」と四十数年前の記憶
をたどりながらグラウンドに目をやると、当時の雄姿と運動会の様子が鮮やかに蘇りました。学校行事の思い出はいつまでたっても変わらない、心に残る大切なものだと思いを巡らせていました。
 
 「変わらないものは自分の過去と他人の心、変わるもの
は自分の未来と自分の心」という言葉があります。自分の過去を悔やみ、思いどおりにならない他人の心にやきもきするのは人間の常です。しかしながら、自分を成長させ、磨き、そして自分の心を変えることが、他人の心を変え、未来を創ることにつながるのだと、バトンをつなぎ、ゴールに向かって走る中学生の姿に、寒さの中の運動会の記憶も大切な思い出として、未来につながるのだと希望と力をもらいました。
 
 残念ながら「おけと夏まつり」の七月開催は見送りとな
りましたが、「コロナ禍だからできない」から「コロナ禍でもやれる・コロナ終息後はもっと元気に」を目指し、町民の皆さまの元気につながるイベントを秋までには開催できるよう、希望あるまちづくりを進めたいと思います。

(広報おけと2022年7月号より)

まちづくり月記2022年6月号

 昨今の石油製品の値上げに続き食料品など、輸送や製造コストの高騰を受け、あらゆる物の値上げの動きが広がっています。
 暖房不要の季節となりましたが、現在灯油は一Lあたり一二〇円前後で推移し、二年前と比べると約一.七倍、電気料金とともに各家庭の家計に大きな影響を与えています。ロシアによるウクライナ侵略などの不安定な国際情勢や世界金融の大きな変動の中で、今後も値上げはあっても値下がりは見込めない状況です。

 町では、物価高騰やコロナ禍の経済活性化対策を引き続き補正予算で対応するように考えておりますが、一方で温暖化対策や将来に向けて脱石油のエネルギー対策が世界中の大きな課題になってきています。
 本年度から各家庭の太陽光パネル設置に加え、災害時の停電対策にも有効な蓄電池の設置助成を開始しました。また、猛暑対策で老人ホーム集会室や日赤病院のエアコン設置を計画しており、その他公共施設にも整備を計画的に進めますが、それらのエネルギー対策として、公共施設の太陽光パネルや蓄電装置の整備も検討してまいります。

 六月の熱い日差しと適度な雨が山々の新緑を鮮やかにし、作物を大きく成長させます。「他人に劣っていることを恥じるより、過去の自分から成長しないことを恥じる」と心に念じ、三年目のまちづくりを進めてまいります。

(広報おけと2022年6月号より)

まちづくり月記2022年5月号

 四月の不順な天候からやっと桜の季節となりました。桜の語源は「咲く」に「ら」や「田の神様が宿る木」等々の諸説ありますが、淡いピンク色のかわいらしさと、春風が吹けば散ってしまうはかなさが心に響く美しい花です。

 小学校では新一年生がカラフルなランドセルを背負い、通学が始まりました。各学校では生徒一人に一台のタブレット授業が始まりますが、小学校の入学式で「六年間で千冊を目標に本を読みましょう」とお話ししました。
 読書は知識を広め、読み書きの上達に限らず、想像力をたくましくさせ、コミュニケーション能力向上や心を落ち着かせるなど、多くの効果があると言われています。
 近年はインターネットの急速な普及で大量の情報が指一本で得られる時代となり、高校生の半分は全く本を読まないという統計があるほど、読書離れが進んでいます。一方で高齢化社会、そして成熟社会と言われる現代、情報に限らず量より質の時代へと変化し、読書の役割はまだまだ重要であると思います。

 本年度より学校図書室の充実や読書習慣普及のための学校巡回司書と、子どもたちの国際化に向けて国際教育支援員として、地域おこし協力隊員を採用し、その任に就いていただいています。深く考え、外国人と堂々と会話できる子どもたちが未来に大きな夢を描けるよう進めてまいります。

 いつの間にか南ケ丘公園は、新緑に覆われる季節に向かいます。桜の花のように子どもたちの成長は早いものです。町民の皆様も子どもたちの成長を見守り、そして育んでいただければと思います。

(広報おけと2022年5月号より)

まちづくり月記2022年4月号

 先月の定例町議会において、事務事業の見直しや拡大、新規事業を盛り込んだ総額62億円超の令和4年度予算案等を提案どおり可決いただきました。人事も刷新し、新年度の行政運営を進めてまいります。

 さて、連日ロシア軍侵攻によるウクライナ国民の悲惨な映像に心を痛めている方も多いと思います。「不幸のない社会」を目標としてまちづくりを進めてきましたが、罪のない子どもや一般市民が死傷する映像を見て、戦争は人間がつくる最大の不幸だと思い知らされます。遠い国の出来事ではなく、隣国が当事者で核を人質にした戦争です。3月議会では、町民の総意として、この暴挙を断じて許さず、軍事即時撤退と平和的解決を求める決議案を議決。決議書はロシア領事館に送付されました。
 
若い頃、春闘の集会で学校の先生が「二度と戦場に教え子を送ってはいけない」と大きな声で叫んでいた姿が思い出されます。一つの町の小さな声も世界中の声となれば、この不幸を止めることができると信じます。

 今月号より広報おけとの発行日が変更となりますが、ご自宅のテレビで災害情報やお知らせを確認できる、地デジ放送による広報サービスの利用を始めます(開始時期は、改めてお知らせします)。従来の情報メールおけとやホームページも活用し、タイムリーな情報発信を行ってまいります。

 おけとの野山に黄色の福寿草が春を告げるころ、新入学や転勤など新生活が始まります。私も心機一転、3年目のまちづくりに取り組んでまいりますので、皆さまのご理解ご協力お願い申し上げます。

(広報おけと2022年4月号より)
このページの情報に関するお問い合わせ先
置戸町役場 企画財政課TEL:0157-52-3312FAX:0157-52-3353