第30集 奥深い道具の世界 −職人が愛用した手道具−

開催終了報告

11月22日に最終日を迎えました。
今回の展示では、職人が使用した様々な木工手道具を機能別・職種別に展示しました。秋岡コレクションの中でも一番の収蔵数となる鉋を展示のメインとし、様々な職人仕事で使用される鉋の形状が、仕事に合わせて工夫されていることが見て分かるような展示となるように心がけました。
来館された皆さんの多くは、職人が使用する道具の種類の多さに改めて驚かれていました。

企画展の関連ワークショップである「特殊鉋を使ってカッティングボードをつくろう!」では、特殊鉋がどのように削れるのか。を確認しながら、少しずつ作業を進めました。
普段なかなか使用する機会の少ない特殊鉋の形状や、その削れ具合に驚きながら、個性的な作品を作り上げていました。

どま工房特別展 開催終了報告

どま工房特別展
-オケクラフトの育ての親- 時松 辰夫展】

令和3年1月に逝去されたオケクラフトの育ての親である「時松辰夫氏」が、置戸町で実践された様々な研究や伝えられた技術、モノづくりに関わる知識・思いといった、オケクラフトの生みの親である「秋岡芳夫氏」とはまた違う、作り手と近い関係でオケクラフトを支えていただいたその活動について伝えることを前提に、時松氏がどのような思いで置戸町と関わり、新たな技術を生み出してきたのか、置戸町のまちづくりについてどのように考えていたのか、どのようにしてオケクラフトが今日まで続く木工品として成長していったのか、その背景を伝える展示を行いました。

当初、令和3年5月からの1ヶ月弱を会期として開催した本展示ですが、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言発令のため、1週間程度で一時中断し、7月に再開しました。会期中には、関係者をはじめとするおよそ150名が来館されました。
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オケクラフトセンター森林工芸館TEL:0157-52-3170FAX:0157-52-3388