令和7(2025)年度

まちづくり月記2025年5月号

 春の日差しを受けて図書館前も淡いピンクの桜が咲き、パークゴルフ場もオープンし、「今年もよろしく」とカキーンとフルショットの音が響いています。
 
 新年度を迎えて気分一新「広報おけと」もリニューアルして、新たな気持ちでまちづくり月記も継続してまいりますので、よろしくお願いします。

 先月、置戸高校の入学式に出席させていただきました。近年は入学生徒が減少し、昨年は10名を割りました。北海道教育委員会からは「再編の対象になりますよ」とイエローカードが出され、置戸高校支援対策協議会では教職員や在校生と一緒になって生徒募集に取り組んでまいりました。本年は道外からの入学者を含めて14名が入学しましたが、既に来年の募集に向けて取り組みを始めてまいります。入学式では、保護者はもちろん、多くのご来賓や置戸高校の存続を願う町民も含めて大勢の方が出席されて、久しぶりに賑やかな入学式となりました。
 祝辞でも述べましたが、全国各地から入学した新入生を町民あげて歓迎するとともに、置戸高校は福祉を通して人を学び、「幸せ」をつくる高校だとお話しさせていただきました。「幸」の字は逆さにしても幸せ、そして「辛」という字に一本足せば幸せになる。寮生活や慣れない土地での生活は辛いかもしれませんが、その経験が大切です。それに町民の皆さんの一本の声掛けがあれば「幸」になります。どうか町民の皆さん、置戸高校の生徒にも地元の小・中学生と同様に優しい励ましの言葉をお願いいたします。

(広報おけと2025年5月号より)

まちづくり月記2025年4月号

 朝晩の陽が長くなり、春本番を感じる今日この頃、置戸町は一一〇年前の大正四年四月一日に野付牛村(現北見市)から分村しました。当時は、置戸と訓子府でし烈な役場の所在地争いが伝えられており、結果、置戸に軍配が上がり、置戸村誕生となりましたが、その五年後には置戸村から訓子府村が分村しております。

 本年は節目の年となりますので、開町一一〇周年を「未来につなぐ通過点」として、町民の皆さんが喜んでいただけるように講演会や記念品配布などの記念事業を企画しております。また、少子化や人口減少が続くなか、安心した子育て環境や子どもたちの明るい未来をつくる児童館建設を行い、「おけとで子育てをしたい、働きたい」という勤労世代の定住や移住を促進し、また、高齢になっても身体が不自由になっても暮らし続けることができるまちづくりの施策を展開してまいります。一方、物価高騰等で生活が厳しいことは承知しておりますが、将来にわたって安定した行政サービスが継続できるよう使用料、手数料の見直しを行いました。ごみ収集等多くの方にご負担が増えることとなりますが、ご理解をお願いいたします。

 先日、「終活やめた」と晴れやかな某有名タレントの映像を見て、ハっと思いました。死んだ後のことをくよくよと心配するより、今日を楽しく生きること、それが一番大事だと教えてもらった気がします。きっと今年も桜は早いでしょう。暖かな日差しのなか、楽しい一日になるよう笑顔で友達と出かけましょう。

(広報おけと2025年4月号より)
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