食中毒予防について

夏期における食中毒予防

 気温の高くなる初夏から初秋にかけては、O-157などの腸管出血性大腸菌感染症の発生しやすい季節です。
この菌に感染し発症すると、水溶性の下痢、腹痛のほか、発熱や血便を伴うこともあり、また重症例では溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症し、死亡することもあります。
腸管出血性大腸菌感染症の予防のポイントは、手洗いの徹底や食品の衛生的な取扱いです、下記の食中毒予防の3原則を参考に感染を予防しましょう。

食中毒予防の3原則

1.清潔(食品に細菌を付けないために)
  • 調理の前、また調理中に手をよく洗って下さい。
  • 食器、まな板やふきんなどの調理器具の消毒(熱湯・塩素系漂白剤・日光等)は、食品への二次汚染を防ぐために大切です。
2.迅速又は冷却(食品で細菌を増殖させないために)
  • 買ってきた食品は室温に放置しないで、できる限り早く調理し、調理したものは早く食べて下さい。
  • 細菌は冷却しても死にませんが増殖しにくくなります。食品を保管する場合は、5℃以下を目安に冷却して下さい。
3.加熱と殺菌(食品中の細菌などの病原体をやっつける)
  • 細菌は熱に弱くたいていの菌は死んでしまいますので、食品はなるべく火を通して下さい。また調理器具の殺菌・消毒も念入りに行なって下さい。

冬期における食中毒予防について

 ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は11月頃から発生件数が増加し、12月~翌年1月にピークとなる傾向があり、冬から春にかけて注意が必要です。主な症状は吐き気、おう吐、下痢、腹痛で発熱は軽度です。感染していても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。
ノロウイルスの予防のポイントは、ウイルスはとても小さく目には見えませんので「ウイルスに汚染された物、場所に触れている」ことや、「症状が改善した後、症状があらわれていない場合もウイルスを排泄している」ことを想定して感染防止対策を行いましょう。詳しい予防方法については、下記リンク先をご参照下さい。

気になる症状があったとき

 もし嘔吐や下痢など食中毒を疑う症状が出た場合、それは原因物質を排除しようという体の防御反応です。医師の診断を受けずにむやみに市販の下痢止めなどの薬を服用せず、早めに医師の診断を受けましょう。

参考リンク先

このページの情報に関するお問い合わせ先
置戸町地域福祉センターTEL:0157-52-3333FAX:0157-52-3348