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     先人の偉業をしのび、
          置戸のきのう…  きょう…  そしてあしたへ

   置戸町郷土資料館には、約2万年前の旧石器時代のものから、ごく最近まで使用されてきた生活用具や産業
   機具などが展示されています。
   収集作業は、昭和30年の旧石器調査から始まっていますが、本格的な収集作業に入ったのは昭和45年置戸
   町立図書館の中に設けられた郷土資料室の設置からです。
   昭和62年中央公民館の新築に伴い、不用となった建物を改装して「置戸町立郷土資料館」として有効に活用
   することとなり、昭和63年11月にオープン。
   その後も少しずつですが、資料の充実が進められてきています。特に、林業に関する資料と、鳥のはく製などの
   自然に関する資料は、どこの資料館にも劣らない数が展示されています。
   収集活動を始めて30有余年を経ているので、収蔵数及び展示数は約1万点にも及んでいます。


       〜館内のご案内〜

   この建物は、昭和33年建設の旧中央公民館を改装して開設したものです。



       〜観覧のご案内〜

   開館期間   毎年4月第3土曜日から11月第1土曜日までの毎週土曜日

   開館時間   午後1時から午後4時まで

           ※団体等特別のお申し込みがあったときは、随時開館いたします。

       お問い合わせ、お申し込みは
                        置戸町中央公民館(TEL0157−52−3075)

  ▼自然コーナー

     置戸には、いまも自然がいっぱいあります。
     総面積の83%を占める森林地帯には、いまも熊や
     鹿が住み、小鳥や植物の数も豊富です。自然コー
     ナーは、これら動物のはく製や、植物の標本、写真
     を展示した楽しいコーナーです。
     葦等の繁茂していた沼地であったことを証明する沼
     鉄鉱(高師小僧)は、北光から収集しました。また戦
     時中多くの人が働いていた北光野村鉱業の水銀鉱
     石や、昭和30年代春日の山奥で探鉱が行われて
     いた春富鉱山の鉱石等も展示しました。氷河時代
     の残存種といわれるナキウサギは、昭和3年置戸
     で最初に発見され、現在も生棲していますが、残念
     ながらはく製がなく、展示することはできません。

  ▼農業コーナー

     野付牛(現北見市)屯田の分家、あるいは秋田、青
     森、広島等からの団体移民によって置戸の開墾が
     始まりました。
     凄絶な重労働に耐え、闘った人々の開拓関係資料
     の中には本州から持参したものもあり、また創意工
     夫して立派にその役目を果たした道具もあります。
     70年郷土史研究会が発足し、新設となった図書館
     の2階に郷土資料室が設けられ、不要となった農機
     具等の収集が行われ始めました。
     鍬、押切脱穀機、縄編機、カラ竿、とおし等など。
     大きなものは展示できないので館外に置かれてい
     ましたが、屈折を経て88年、現在の郷土資料館が
     オープンし、農業コーナーを設けて農具の数々を展
     示するとともに、一部は収蔵庫で出番を待っていま
     す。
 
 1963年(昭38)置戸が農業構造改善事業の
  指定を受けたあたりから、町は大きく変わりま
  した。機械化の波は林業にも農業にも怒涛の
  ごとく押し寄せ、農業収入より冬働いて得る山
  稼ぎ収入に頼っていた、いわゆる半農半林の
  小規模農家の多くは農業を捨て、都市へ職を
  求めて去りました。また、農家の第一の戦力だ
  った馬は徐々にトラクターへと変わり、必然的
  に農機具も一変し、古いこれらの道具は捨てる
  か、倉庫の片隅に眠っていました。

  
▼林業コーナー

    
林業で栄えた町を物語るように、郷土資料館で展示、あるいは収蔵されている林業用具は自慢ではない
     ですが、その数において道内屈指と自負しています。それは時代の流れで機械化が進む中、すべてを人
     力に頼って使用されていた時代の道具が捨てられ失われていく、これらの収集は今を置いてないと1970
     年(昭45)から収集に奔走した結果得られたものです。
     チェンソーが入る以前は、すべての杣夫が手引鋸をはじめとする7つ道具を背負って山に入りました。
     丸太を転がすトビにもいろいろ工夫がされ、ドットコ、キリン、ガンタ。上曳きに用いたタマ、下曳きの橇。
     今では想像のつかない使い道のある道具もあります。
     また、昔は営林署(現森林管理署)が直営生産事業を行い、森林鉄道を敷いて山から丸太を搬出してい
     ました。これらの様子を克明に伝えるには模型がなによりと、郷土史研究会員で紙ねんどづくりの名人が
     往時の造材現場に森林鉄道も入れて再現。合わせて今はない”飯場生活”を紙ねんどで作り見せています。

  
▼先史時代コーナー

    
石器類の多くは黒曜石で作られていますが、置戸はその黒曜石の4大宝庫としても有名です。(旧白
     滝、赤井川、上士幌、置戸)。したがって先住民族たちは、置戸を舞台にして石器を製造して他へ持ち
     運んだり、あるいは置戸の広い山野で猟をしていたことが創造されます。安住遺跡、清水の沢遺跡等
     では、数多くの石器が発見されておりますが、これらはその一部です。

  
▼復元コーナー

    
郷土資料館の一角に作られた昔の茶の間。そこには囲炉裏火がチョロチョロと燃え、ランプやカーバイト
     ランプもあります。丸テーブルには三平皿がのり、ワラで作ったおひつ入れもあります。
     熊の皮の敷物のそばには、キセルやタバコ盆、仕事着の半纏が壁に無造作にかけられています。
     古めかしい茶だんすの中は…
     茶の間から離れると、昔よく川を上ってきたという鮭をすくうため用いた網があり、ヤスもあります。
     川水を汲んで溜めたとき使ったのが大きな瓶。そば粉を作ったのか石ウス等々。当時の暮らしに
     使った道具が所狭しと並べられ、昔の暮らしを再現しています。

  
▼生活用具コーナー

      
置戸に居を構え、人が住むようになったのは1898年の平村エレコークからです。
       それから今日までの約100年間、人は代わり生活の様式も大きく変化しました。
       提供いただいた資料は相当数に達しますが、一部を展示し、あとは収蔵庫に収めてあります。
       貴重なものでは大正後期「大矢足袋工場」で製造し、遠く樺太等へも販路を広げていた大矢ボ
       ッコがあります。
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