フォトギャラリー

ここでは、過去の「今月の一枚」や、載せきれなかった写真を掲載していきます。
2018.9「木地を整える」

4月に入塾した2名は、現在木工ろくろで仕上げ削り作業に入っています。
この後塗装することでオケクラフトが完成しますが、ここの出来具合で塗装のノリが変わってきます。
齊藤「仕上げは全部難しいです。寸法を整えたり、逆目を止めたり。小椀をこれまでに約40個仕上げました。」
2018.10「丈夫で長持ちするように」

1年生2名は、現在削り終えたお椀の塗装作業に入っています。
無塗装のままだと長く使えませんが、プレポリマー塗装を施すことによって、丈夫で長持ちする器へと変身します。
石垣「最初は慣れなくて、塗装が垂れてしまいますが、丁寧にすることを心がけています。今は数をこなしていきたいです。」
2018.11「森林を感じる」

1年生2名は、10月30日に林業グループの研修に参加し、ハーベスター作業の見学と、枝打ち体験をしました。現場で雰囲気を感じながら、森林の仕組みや林業について学びました。
齊藤「初めての枝打ちでした。現場で働くかたのお話も面白く、いい刺激になりました。」
2018.12「気づき」

当塾の研修は、3人の講師が指導を行なっています。
自己実習日と指導実習日を繰り返し、日々新しい気づきがあるようです。
石垣「自己実習で解決できない疑問や悩みを、指導実習ではすぐ解決でき、その場で修正することができます。実演してもらいながら、先生達から技術を学んでいるところです。」
2019.1「使いやすい道具を作る」

木地を削っていくのに活躍するバイト(刃物)ですが、実は作り手自ら作っている道具なんです。
大まかな作り方ですが、鋼の丸棒を熱し、先をげんのうで叩き成形していきます。そのあとグラインダーで削り刃をつけて完成です。
齋藤「刃の形などで削りやすさが全然違いますよ。自分にとって使いやすい道具を作ることが大切です。」
2019.2「万が一に備えて」

作り手になるとほとんどが一人職場なため、怪我をした時には自分で応急処置をすることになります。
そんな万が一に備えて、年1回置戸赤十字病院さんにご協力いただき、研修を行っています。
石垣「一番は注意を払うことですが、怪我をした時にどう対応するかは重要だと思います。意外と知らないことや、間違った認識があったので、改めて勉強になりました。」
2019.3「製材体験」

旭川銘木市で仕入れたエゾマツの丸太の製材体験をしてきました。
よく見かけるのは板材になった状態ですが、丸太で仕入れた場合は、写真のように機械で製材していきます。
その後、乾燥させることで、製品に使われる材料になります。
齊藤「昨年の夏に1回やっていて、2回目でした。板材で購入したものより、丸太の方が木材を有効活用することができます。材料について学ぶことができるいい機会にもなりました。」
2019.4「塾生のチャレンジ」

1年目の研修も終わりに差し掛かった頃、旧境野公民館の前に生えていたイチイを活かした記念品を作れないかという相談がありました。地域に貢献したいという思いから依頼を受け、塾生達が指導を受けながら積極的に考え、片面は鍋敷き、もう片面はプレートとして多様に使えるモノができました。
石垣「今までは人の手に渡ったりということを意識しずらかったのですが、実際に使用されるモノなので、丁寧に仕上げることに注意しました。独立に向けての良い経験になりました。」

2019.5「新たな仲間と工房訪問」

新年度に入り、昨年の4月に入塾した石垣さん、齊藤さんの2人は2年生になりました。そして、4月11日に入塾式を行い、新たに前田さんが入塾されました。前田「はじめから終わりまで、自分らしいモノづくりがしたいと思ってきました。オケクラフトとともに町に還元していきたいです。」
その後、挨拶も兼ねて先輩の作り手さんたちの工房を訪問してきました。はじめは「?」いっぱいの工房の中も、1年経てば「なるほど」に変わっていきます。生産している製品によって使う機械の種類や数が異なり、いろんな工夫を見て知ることができました。作り手の皆様、ありがとうございました。
2019.6「初めてのロクロ」

4月に入塾した 1年生の前田さんは、道具箱やバイトなどを作業で使うものの製作を終えた後、5月下旬に木工ロクロ実習に入りました。
木工ロクロは回転する台と材料の間を真空にすることで、材料を吸い付け固定しています。そして、スイッチを入れて回転させ、様々な治具や刃物を駆使して形を作ります。
前田「刃物を自分で持って削っていくので、まだ慣れず怖さがありますが、数を沢山こなして感覚を身に付けたいです。」
2019.7「旭川デザインからの学び」

町外研修で6月21日に「旭川デザインウィーク2019」「デザインギャラリー」「旭川市民ギャラリー」「工房灯のたね」を見学させていただき、お話を聞いていきました。
普段はオケクラフトばかりを見ているので、同じ木工製品を見たり木工関係者とお話する機会は、とても貴重です。
石垣「旭川は斬新なデザインばかりで、いい刺激になりました。これからの製作の参考にしていきたいです。」
2019.8「一年間の成果」

1年間の研修成果を発表する「成果展」を7月27日(土)からショップで行なっています。
石垣さんと齊藤さんはこれまで、基本デザインであるプチボウル・パン皿・お椀などの製作課題をこなし、今年の3月末から成果展に向けてデザインや試作に取り組んできました。
おふたりが思いを込めて製作した作品が、ショップで展示販売されていますので、是非手に取ってご覧ください!
2019.9「独立に向けて」
先日8月28日(水)に北見市で行われた「創業応援セミナー」に行ってきました。
石垣「講師の経験談を聞いたり、利益についてなど、経営にあたっての必要な知識を改めて学ぶことができました。半年後に迫る独立に向けて、頑張っていきたいです。」
2019.10「半年が過ぎ」
今年度も4月から始まって半年が過ぎました。
1年生は高台の貼り合わせ、2年生は独立を見据え作品の試作など、挑戦の毎日です。
2019.11「外に目を向けて」

町外研修として、北見市で木工房や木工場に訪問させていただき、お話を聞いてきました。普段用いない組子の体験などもし、新鮮な経験となりました。
2019.12「モノづくりの原点」

12月9日に、モノづくりの原点とも呼べる黒曜石を使った「石器作り」を学びました。この体験を通じて、モノを作るうえでの道具や鍛錬の大切さを改めて感じることができました。
2020.1「自分らしさを求めて」
自分らしいモノづくりがしたい。そんな思いを持って、塾生は研修をしています。
新たなデザインを考えて試行錯誤したり、数をこなせるよう取り組んだりと、毎日が挑戦です。
1年生の前田さんは、その一つとして「ゆらころねずみ」を製作しました。
木工ロクロと持ち前の器用さで、ひとつひとつ顔の違うねずみ達を表現しています。
「作るのが楽しい。」そんな気持ちが伝わってくる作品です。
2020.2「自分らしさを求めて」

2年生の齊藤さんは、独立に向け自分のデザインを試行錯誤中です。
成果展でもあったマツと広葉樹を貼り合わせた器は、白い木肌のアクセントとなっていて好評です。
「生活の中の声を生かしたい」と、セットでも個別でも使えるカップセットなどを試作しています。
どんな定番商品が生まれるのでしょうか、独立後の卒塾展をお楽しみに。
2020.3「自分らしさを求めて」

2年生の石垣さんも、独立に向け自分のデザインを試行錯誤中です。
当初から、マツを使って白い木肌を生かし、「手に馴染む器を作っていきたい」と言っていました。
同じお椀でも少し形を変えて、使い手のお気に入りを探して欲しいとのこと。
そんな想いの込もった柔らかな作品は、独立後の卒塾展をお楽しみに。
2020.4「この春、作り手に」

春は出会いと別れの季節でもあります。
3月19日に令和元年度卒塾式を行いました。2年間の研修を終え、石垣さん齊藤さんが卒塾です。
石垣さんは工房を構え、齊藤さんは共同工房へ。これからは、作り手となって活躍していきます。
4月16日から5月下旬まで、森林工芸館ショップにて卒塾展を行いますので、ぜひ手に取ってご覧ください。

2020.5「思いを胸に置戸へ」

4月になって新年度新年度が始まり、前田さんは2年生へ。新しい塾生も迎えました。
入塾された千龍(せんりゅう)さんは、2年程前に見たテレビでオケクラフトを知り、「自分も生活の中で使えるものを作りたい」との思いから置戸に来ました。
千龍「元々モノづくりが好きで、趣味で手芸をしています。どんなものにしようか、考えながら作るのが楽しいです。よろしくお願いいたします。」
2020.6「道具を自分で作る」

5月、1年生の千龍さんは、製作に必要な道具づくりを進めていました。
旋盤などは、刃物が市販されていますが、木工ロクロのものはないので、自分で作っています。
この写真は、講師に指導を受けながら、バイト(刃物)を製作する「鍛造」の作業風景です。曲げる角度や刃の付け方を工夫するなど、使いやすいように作っていきます。
千龍「先生(講師)に手伝ってもらいながら、完成させることができました。製作実習に入るのが楽しみです!
2020.7「木工ロクロ」
先月から1年生の千龍さんは、木工ロクロを使った本格的な研修に入りました。
最初に製作するのは、お椀。
まずひたすら削り、感覚を掴んでいきます。
千龍「バイト(刃物)の切れ味を維持するために刃物を研ぐんですが、うまくいかず、思い通りに削れなくて苦戦しています。沢山経験をしていきたいです。」
また、2年生の前田さんも、広葉樹や様々な大きさの材料を使って実習を進めていました。
前田「独立した後、自分の作っていく製品について考えています。自分らしく表現する方法を考えていきたいです。」
2020.8「第一作目の出来上がり」
千龍さんは、6月からお椀、お皿の製作実習をしていましたが、遂に先日、第1作目の作品が完成しました。
木工ロクロで作品の形を仕上げた後、日常使いできるようにするために「塗装」をします。
プレポリマーで樹脂含浸後、エアーガンを使って 下塗り→中塗り→仕上げと塗り重ね、乾燥させたら完成です。
千龍「エゾマツやセンなどの木材を使って製作していたんですが、樹種によって削りやすさの違いを実感しました。塗装は、塗料がしっかりかかっているか分かりづらい部分があり大変でしたが、やっと作品ができて嬉しいです!」
2020.9「数をこなす経験」
2年生の前田さんは、8月から一度にたくさんの作品を作る練習をしています。
作り手は効率よく生産するために、1ヶ月の中でスケジュールを組んで作業をしています。ベテランの作り手になると多い月で300個もの商品を製作することになります。
現在、仕上げ作業をしており、その後塗装をして完成です。
前田「今回は丈夫さを意識して製作しています。木材はメジロカバを使っているので、硬くて削りづらいですが、材料自体に丈夫さがあります。同じものをひたすら作る作業は、時間を忘れて没頭できます。」
数は、大小合わせて120個。一度に同じものをたくさん作ることがなかった前田さんにとって、貴重な経験です。 
このページの情報に関するお問い合わせ先
オケクラフトセンター森林工芸館TEL:0157-52-3170FAX:0157-52-3388